太陽系シリーズ3 金星 Venus
太陽から二番目の金星は、地球に最も近い惑星!
写真:探査機「マゼラン」が撮影した金星
自転が逆向き(時計回り)なので、太陽は西から昇って東に沈む。
軌道が地球の内側にあり、太陽との最大離角が47度であるため、
日の出3時間前の東の空と、日没3時間後の西の空でしかみることが
できない。「明けの明星」と「宵の明星」である。
金星は地球のすぐ内側を回っているため、
遠いときと近いときで地球からの距離が大きくちがいます。
そのため大きさや形が変化して見え、月のように満ち欠けを起こすのです。
金星には大気があり、火山が活動しています。
水蒸気や窒素(ちっそ)も吹き出していますが、
昼も夜も470度と温度が高いため、
それらは液体や水溶液にならずに、気体のままでいます。
雨が降っても空で蒸発(じょうはつ)してしまうので、
雨も降らず、晴れることもなく、大気の雲におおわれているので、
いつも曇っています。大気の成分はほとんどが二酸化炭素です。
それもとても厚いものなので、太陽の熱を逃がしません。
そのため温度が高いのです。
※ 公開されている金星表面(CG)
表面近くのガスの温度は約470度、
大気の圧力は地球の海底900メートルと同じくらいの圧力・・・
これでは、人間は住めないですよね・・・