2009年06月18日
プラド美術館
スペイン マドリッドにある美の殿堂ですね
『ラス・メニーナス(女官たち)』 (1656) ディエゴ・ベラスケス
17世紀、スペイン王国の都マドリッドに建つ王宮の一室。窓からぼんやり
光が差し込む室内に、5歳のマルガリータ王女やその女官、侍従たちなど
王室ゆかりの人々が一堂に会している。作者ベラスケスも絵筆とパレット
を持って、左隅に向かっている。まるで絵画のアトリエに迷い込んでしま
ったような絵です。宮廷画家ベラスケスは、この作品を晩年の57歳の時に
描いた。画家は生涯で120点の油彩画を残したが、この絵は歴代スペイン
王室の財産目録で、つねに最高額の絵として査定されている。
『マルガリータ王女』 (1660年頃) ディエゴ・ベラスケス
マルガリータは、フェリペ4世とオーストリア・ハプスブルク家出身の
マリアーナ(マリア・アンナ)王妃との間に1651年に誕生した。画家が
描いた何枚もの肖像画は、ウィーンの母の実家に送られて成長の様子を
伝えると同時に、見合いに用いられた。この作品はスペイン最大の画家
ベラスケスの最後の作品で、途中で他界した後を継いで弟子が完成させた。
【ミニ知識】プラド美術館
1819年に王立美術館として、開館。1868年の革命後「プラド美術館」と改称。
15世紀以来の歴代スペイン王家のコレクション、ベラスケス、ゴヤなどの
スペイン絵画などが展示されています。
☆地図情報
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