2009年06月25日
クレラー=ミュラー美術館
オランダの森にあり、野生動物が行きかい小鳥がさえずる国立公園内にある美術館です。
『夜のカフェテラス』 (1888) ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
「夜は昼よりも、もっと生き生きとして、もっと豊かに彩られている」(ゴッホ)
1888年9月、パリに住む弟テオに歓喜の手紙を送った画家ゴッホ。
手元が明るくなるよう帽子のつばにロウソクを立て、アルルのフォーラム広場の夜景を描いた。
満点の星をたたえた群青の夜空のもと、ガス灯に照らしだされたカフェテラスが黄金色に輝く。
画家が「ふたつの愛人」と呼んだ「黄色」と「青色」の"補色"を用いて、闇夜に織りなす光の饗宴、
"ゴッホがゴッホになり得た"記念碑的名画です。
『アルルのはね橋』 (1888) ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
ゴッホがアルルに来て間もない、3月に描かれた一枚。運河にかかるはね橋は、画家ゴッホが
南フランスで見いだしたモチーフのひとつで、生まれた土地オランダへの哀愁も感じさせます
太陽の下、明快な輪郭線で浮かび上がらせるはね橋や青い空とそれに映し出す水は、日本の
浮世絵の色彩と表現に憧れたゴッホにとって格好の題材だった。
野外のようす
(参考)
【ブログ】ついてるレオさん"Happy Life"
ゴッホ美術館 (6 23 2009)
【ミニ知識】 クレラー=ミュラー美術館 (オッテロー オランダ)
自然公園と文化公園からなるホーヘ・フェルーウェ国立公園内にある。
1938年にミューラー夫妻が開設、ヴィンセント・ファン・ゴッホに関するコレクションで知られ、
その絵画87点におよぶ規模はアムステルダムのゴッホ美術館とならび、
「2大ゴッホ美術館」と称さています。
☆地図情報
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