2009年06月29日
ボストン美術館
古都ボストンにあるアメリカ屈指の美の館ですね
『われわれは何所から来たのか?
われわれは何者なのか?
われわれは何所へ行くのか?』 (1897) ポール・ゴーギャン
「完成していないといわれるかもしれない−。けれどもこれから先、これ以上のものは決してかけないだろう」
縦139cm、横374cm余りの巨大な横長のキャンヴァスには、
人間の存在そのものを問いかける"楽園図"が描かれています。
自ら死を決意した画家がタヒチ島で描いた"遺言状"です。
『ブージヴァルのダンス』 (1882〜83年) ルノワール
1870年代から、ルノワールは余暇を過ごす都会の人々を多く描きました。
男女のダンスは恋愛の心理を暗示するテーマとして長い歴史を持ちますが、
ルノワールはパリ近郊の行楽地ブージヴァルに場面を設定して描きました。
女性のモデルは、後に画家になりユトリロの母ともなるシュザンヌ・ヴァラドン
です。
『日本娘』 (1876) モネ
扇を持ち、金糸の刺繍のある着物を着た西洋女性の背景の壁には、団扇がかかる。
1876年の第2回印象派展に出品された作品のうち、この作品だけが異例の高値で売れた。
当時の日本趣味が流行していたことがうかがわれます。なおモデルはモネの妻カミーユです。
【ミニ知識】
1876年、アメリカ独立100周年の記念すべき日に開館。所蔵品は50万点を数える。
「古代」「ヨーロッパ」「アジア、オセアニア、アフリカ」「アメリカ」、
「現代」「版画、素描、写真」「染織、衣装」および「楽器」の8部門に分かれ、
特に、エジプト美術、フランス印象派絵画などが充実している。
ボストン美術館は、仏画、絵巻物、浮世絵、刀剣など日本美術の優品を多数所蔵し、
日本との関係が深いことでも知られる。20世紀の初めには、岡倉天心が在職しており、
敷地内には彼の名を冠した小さな日本庭園「天心園」が設けられています。
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読みきれないくらいの“幸せな今”が
い〜っぱいですね。